2019/02/03
東京都文京区Sアパート:爆裂補修工事
爆裂とは、コンクリート中の鉄筋が錆びて膨張することにより、
コンクリートを破壊して表面まで露出する現象を指します。
竣工当時・・・コンクリートはアルカリ性
経年・・・炭酸ガス・亜硫酸ガスと反応しコンクリートが中性化。
爆裂は次のことより発生します。
→内部鉄筋が廻りのコンクリートの中性化により発錆し易い状態となる。
→コンクリート内部に雨水が浸透し、鉄筋が発錆
→鉄筋の体積が膨張しコンクリートを押し出す。
コンクリートのかぶりが暑さが充分にとれていない箇所に発生しやすく、
内部横筋・縦筋の他、セパレーター端部での発生も顕著です。
コンクリートの中性化は次の原因としてあげられます。
・コンクリート打設時の作業手順の不備
・クラック発生箇所からの雨水等の浸入
等が原因としてあげられます。
今回は、爆裂補修工事の施工事例を紹介いたします。
①施工前
②爆裂箇所撤去
③プライマー塗布
④モルタル形成
⑤色、模様合わせ施工後
爆裂発生箇所は
・露出された鉄筋の更なる腐食による強度の低下
・発錆した鉄筋を伝い更なる爆裂の延長
・押し出されたコンクリート片の剥落による第三者の人身事故の発生
等を引き起こす原因となります。
外壁のひび割れ、膨れなどが見られたら要注意です。
現地調査は無料です。